今回は、1965年に発売されて以来、台湾の老若男女に愛されてきた、台湾の国民的炭酸飲料ともいえる「蘋果西打(アップルサイダー)」を紹介したいと思います。
パッケージには「打西果蘋」と記載されていますが、読み方は右から左で「蘋果西打」と読みます。台湾華語(中国語)での意味は以下の通りです。
- 「蘋果」:
- 発音:píng guǒ / ㄆㄧㄥˊ ㄍㄨㄛˇ
- 意味:りんご
- 「西打」:
- 発音:ㄒㄧ ㄉㄚˊ / xī dá(打はなんと二声!)
- 意味:英語のCiderの音訳。Ciderは「リンゴジュース、りんご酒」という意味だが、日本では「砂糖とクエン酸と香料が加えられた炭酸飲料」を指す。
「蘋果西打」は台湾のコンビニやスーパーに必ず置かれており、大衆的なレストランなどでもよく飲まれています。まさに台湾の国民的炭酸飲料です。
合成着色料は一切使用していません。りんご本来の淡い黄金色に、浮き上がる炭酸の泡が何とも美しいです。
ほどよい炭酸に甘味も抑えめなので、ほのかに香るりんごの香りを楽しみながらゴクゴクと飲めちゃいます。食事のお供としても美味しく飲めますので、レストランで提供されているのも納得です!
現在、日本で購入できるのは330mLの缶のみですが、台湾では小さい缶からビン、2Lのペットボトルまで様々あります。
ちなみに台湾では、「スパイダーマン」や「マイティ・ソー」、「ホビット」など、様々な映画と「蘋果西打」がコラボしたCMを放映していました。
大西洋飲料社の公式HPでコラボCMを見ることができるので、ご興味がある方はぜひ見てみてください!
また、長年に渡って台湾で親しまれてきた「蘋果西打」には、この名前にちなんだ子供が遊ぶゲームもあります!長い呪文のような言葉を唱えたあと、ジャンケンで負けた人がビンタされるというゲームですが、「蘋果(りんご)=頬っぺた」、「西打(西から打つ)=左顔を打つ」から由来しているようです。
▼ゲーム「蘋果西打」(YouTube動画01:19より)
グラスに注げば炭酸がはじける音とともにりんごの香りに溢れ、昔から変わらない優しい甘味にどこか懐かしさも感じる台湾のアップルサイダー。まだ飲まれたことがない方は、ぜひ一度試してみてください!