「満漢大餐」は、台湾の食品メーカー「統一」が販売している台湾を代表するカップ牛肉麺。ただ、カップ麺とは言っても、牛肉がゴロゴロ入ったぜいたくなカップ麺なのです!
1983年に煮込み牛肉のかたまりがゴロゴロ入った「満漢大餐」は誕生しました。
昔、台湾で牛肉麺は贅沢な料理だと考えられていたそうです。そのような中、台湾の有名な料理人である傅培梅さん(日本のTVでも中華料理のレシピを紹介していた方です)が、一般の人々でも気軽に食べれるようカップ牛肉麺を開発。そう、その牛肉麺こそが「満漢大餐」なのです!
さて、「満漢大餐」という商品名には、どのような思いが込められているのでしょうか?
「満漢大餐」という名前は、中国語の「滿漢全席」という言葉からきています。「滿漢全席」(満漢全席)とは、中国の満州族と漢民族の料理を一堂に揃えた宴席料理の意味。
満州族の王朝である清朝の第6代皇帝乾隆帝が揚州を訪れた際、揚州の富豪が海の珍味を集めて満州風に料理し、「満漢全席」と名付けて皇帝に献上したのが始まりだと言われています。
カップ麺「満漢大餐」も、今までのカップ麺の常識を覆し、ゴロっとした牛肉が入った豪華さを強調するために「満漢全席」のような「大餐」(ごちそう)と名付けたのだと思われます。
今回はそんな台湾を代表するカップ麺「満漢大餐牛肉麺」の作り方の紹介と、日本で食べられる2種類の味「満漢大餐紅焼牛肉麺(オリジナル)」と「満漢大餐珍味牛肉麺(辛口)」の食べくらべをしました!
「満漢大餐牛肉麺」の作り方
それでは、「満漢大餐牛肉麺」の作り方を見ていきましょう!
下の写真の左側の紫のパッケージが「満漢大餐紅焼牛肉麺(オリジナル)」、右側のオレンジのパッケージが「満漢大餐珍味牛肉麺(辛口)」です。
側面のイメージ。上に書いてある文字は以下の通りです。
- 「料豐味美」:具材が豊富で味が美味い
- 「台灣暢銷人氣牛肉麵」:台湾ベストセラーの人気牛肉麺
裏側はこんな感じです。
まずは、蓋を開けていきましょう!蓋に目印がありますので、その目印まで蓋を開けていきます。
蓋を開けると中には大きなレトルトパウチが入っています。食べる前から、期待が高まりますね!
同封されているのは、牛肉が入ったレトルトパウチ、調味油、調味粉の三つです。
調味油、調味粉の2つをカップの中に入れていきます。
調味油、調味粉の2つを入れました!お湯を注ぐ前から牛肉麺のいい香りがします!
カップの内側の線までお湯を入れて、蓋をして、3分待ちます。この時に重要なのが蓋の上に牛肉が入ったレトルトパウチを置き、温めること。これを絶対忘れずに!
レトルトパウチを蓋の上でしっかりと温められるように、レトルトパウチの大きさが蓋の上にぴったりとのるように考えられて作られています!
お湯を入れて3分待ったら、蓋を開けます。
最後に、蓋の上で温めておいた牛肉のレトルトパウチをカップに入れます。この時、牛肉の旨味が凝縮されたパウチの中のエキスを、残すことなく全て麺に入れましょう!
これで「満漢大餐牛肉麺」の完成です!
日本で購入できる「満漢大餐牛肉麺」の二つの味を食べくらべ!
現在、日本で購入できる「満漢大餐牛肉麺」は、紫のパッケージの「満漢大餐紅焼牛肉麺(オリジナル)」、オレンジのパッケージの「満漢大餐珍味牛肉麺(辛口)」の2種類です。
今回はこの2種類の味を食べくらべしたいと思います!
まずは、「満漢大餐紅焼牛肉麺(オリジナル)」!
醤油でじっくりと煮込まれた牛肉は、噛まなくても口の中でとろけるほど柔らかく、味わいがしみ込んでいます。スープは、濃厚な味わいの中に牛肉ダシの旨味がたっぷりです!
次は、「満漢大餐珍味牛肉麺(辛口)」!オリジナルと比べるとスープがやや赤いのが特徴です。
こちらも牛肉にはしっかりと味がしみ込んでいます。辛味のアクセントが効いた濃厚スープからはネギの美味しそうな匂いが香り、甘味と辛さのバランスがとれた牛肉スープの旨味に舌鼓!
おすすめの味は?
統一の満漢大餐牛肉麺、2種類の味を食べくらべしてみました。煮込み牛肉のかたまりがゴロゴロ入った牛肉麺は、まさに台湾を代表するカップ麺!2種類の味を簡単にまとめると・・・
- 「満漢大餐紅焼牛肉麺(オリジナル)」:辛さは抑えめで牛肉の旨味が凝縮されたスープを楽しめる王道の味
- 「満漢大餐珍味牛肉麺(辛口)」:牛肉スープの旨味に辛味がアクセントとして効いたパンチのある味