• 2020年8月22日
  • 2020年10月26日

台湾文化庁厳選!台湾人おすすめの台湾映画30選(上)

台湾文化部(日本の文化庁にあたる政府機関)がFacebookで、数々の有名な台湾映画の名シーンをひとつにまとめた動画を公開した。どうやら30作ほどもの台湾映画が隠されているようだ。そこで、台湾文化部がおすすめする台湾映画30選について、我々日台夫婦の独自コメントも交えて紹介したい。

  • 2020年8月19日
  • 2022年2月13日

『海角七号 君想う、国境の南』:あらすじと台湾映画における意義

台湾映画史上歴代1位の興行収入で、台湾で社会現象を巻き起こした映画『海角七号 君想う、国境の南』(2008年)。この映画が台湾で大ヒットしたことにより、台湾映画が再び注目を集めることとなった。 今回は、『海角七号 君想う、国境の南』のあらすじ、台湾映画における役者のリアリティ、台湾映画の歴史から見た意義について深掘りしたいと思う。

  • 2020年8月10日
  • 2022年2月13日

『牯嶺街(クーリンチェ)少年殺人事件』:戒厳令における外省人、本省人

台湾映画『牯嶺街(クーリンチェ)少年殺人事件』で一番印象的だったのは、外省人も白色テロの取り調べにあっていたことだ。今回は個人的な感想も交えて、『クーリンチェ少年殺人事件』で描かれる外省人グループの格差、外省人の苦悩を推考していきたい。

  • 2020年7月30日
  • 2022年2月13日

『牯嶺街(クーリンチェ)少年殺人事件』の感想:小四の「理想主義」と小明の「現実主義」

『クーリンチェ少年殺人事件』は、台湾における戒厳令下の時代の中、1961年に実際に台北で起きた、14歳の少年によるガールフレンド殺人事件を元にした映画である。 当時の台湾では戒厳令が敷かれ、白色テロが横行、台湾社会は抑圧的で暗い時代を過ごしていた(『牯嶺街(クーリンチェ)少年殺人事件』の時代背景につ […]

  • 2020年7月28日
  • 2022年2月13日

『牯嶺街(クーリンチェ)少年殺人事件』の概要:小四が尊敬した「父親」と「ハニー」

『クーリンチェ少年殺人事件』において、小四が尊敬する父親とハニーという二人の人物が、白色テロという厳しい「現実」に敗れていったことが、小明を殺害する結末に繋がる一因となっていく。今回は、作中における小四の心境の変化を読み解く上で重要となる、小四の父親とハニーについて深堀りしていきたい。

  • 2020年7月27日
  • 2022年2月13日

『牯嶺街(クーリンチェ)少年殺人事件』:あらすじと時代背景

BBCが1995年に選出した「21世紀に残したい映画100本」に台湾映画として唯一選出、釜山国際映画祭(2015年)の「アジア映画ベスト100」においても第7位に選ばれるなど、世界の映画史上に残る傑作『牯嶺街(クーリンチェ)少年殺人事件』。 『グッドフェローズ』や『タクシードライバー』、『ウルフ・オ […]

  • 2020年7月19日
  • 2022年2月13日

『悪との距離』:台湾メディアの問題や司法課題と、関連する流行語

台湾の社会派ドラマ「悪との距離(我們與惡的距離)」は、無差別殺人事件をめぐる加害者・被害者家族の心情、ネットのバッシングなど、日本とも通じる社会問題が多く描かれていた。メディアの在り方や、司法に対する世論などについて、一部台湾と日本で異なる特徴や、ドラマ内で多く出てきた関連台湾流行語について語ろうと思う。

  • 2020年7月13日
  • 2022年2月13日

『恋恋風塵』のあらすじ:九份の歴史と台湾の文化

『恋恋風塵』という映画は、1980年代の台湾ニューシネマを担った侯孝賢(ホウ・シャオシェン)監督が、1987年に製作した台湾映画である。侯孝賢監督は外省人であるものの、本省人である脚本担当の呉念眞(ウー・ニェンチェン)の体験をもとにした話となっているため、登場人物の会話はほとんどが台湾語となっている。