今回は、台湾の甘じょっぱいクッキー「老楊 鹹蛋黄餅 原味」を紹介したいと思います。
鹹蛋(シェンダン)とは?
鹹蛋はアヒルなどの卵を塩漬けしたもので、台湾のほか、中国や香港、東南アジアで広く食べられている食材です。
鹹蛋の作り方はシンプルで、塩水に生卵を浸して、1ヵ月程度寝かして作られます。
鹹蛋の食べ方として、お粥に入れたり、ちまきに入れたり、豆腐と炒めたりします(料理名:鹹蛋豆腐)。また、鹹蛋の黄身の部分は、月餅などの伝統的な焼き菓子にも使用されます。
「老楊 鹹蛋黄餅 原味」は、「鹹蛋黄」(蛋黄は中国語で黄身という意味)と名前にあるように、鹹蛋の黄身の部分だけを用いて作られています。
「老楊」とは?
「老楊」は台湾南部にある嘉義市のメーカーです。
嘉義の郷土菓子として、「方塊酥」と呼ばれる四角形のクッキーが知られています。
元々、嘉義には広い眷村(台湾において外省人が居住する地区)があり、そこで「老楊」の創業者である戴大可氏は、中国の点心「焼餅」の作り方を学びました。そして、この「焼餅」をサクサクとした食感に改良して、より食べやすい「方塊酥」を開発したのです。これが嘉義の郷土菓子となったのです。
ちなみに、戴大可氏が「焼餅」の作り方を学んだのが、楊さんという方であったため、「老楊」と名付けられたようです。
「老楊」は40年以上もの長い間、「方塊酥」や「鹹蛋黄餅」といった、台湾人に愛されているお菓子を作り続けています。
「老楊 鹹蛋黄餅 原味」を実食!
それでは、「老楊 鹹蛋黄餅 原味」を食べてみたいと思います!
箱を開けると、一つ一つ丁寧に個包装されています。
何層ものパイを重ねたようなクッキーはサクサク!甘じょっぱい味がやみつきになります!鹹蛋の黄身のコクと塩味が唯一無二の奥深い味を生み出しています。
原材料は、小麦粉、植物油、砂糖、卵黄、食塩と非常にシンプル。シンプルだからこそ、素材本来の美味しさが味わえるクッキーですね!
ちなみに「老楊 鹹蛋黄餅 原味」はハラール対応!