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台湾映画

  • 2020年8月10日
  • 2022年2月13日

『牯嶺街(クーリンチェ)少年殺人事件』:戒厳令における外省人、本省人

台湾映画『牯嶺街(クーリンチェ)少年殺人事件』で一番印象的だったのは、外省人も白色テロの取り調べにあっていたことだ。今回は個人的な感想も交えて、『クーリンチェ少年殺人事件』で描かれる外省人グループの格差、外省人の苦悩を推考していきたい。

  • 2020年7月30日
  • 2022年2月13日

『牯嶺街(クーリンチェ)少年殺人事件』の感想:小四の「理想主義」と小明の「現実主義」

『クーリンチェ少年殺人事件』は、台湾における戒厳令下の時代の中、1961年に実際に台北で起きた、14歳の少年によるガールフレンド殺人事件を元にした映画である。 当時の台湾では戒厳令が敷かれ、白色テロが横行、台湾社会は抑圧的で暗い時代を過ごしていた(『牯嶺街(クーリンチェ)少年殺人事件』の時代背景につ […]

  • 2020年7月28日
  • 2022年2月13日

『牯嶺街(クーリンチェ)少年殺人事件』の概要:小四が尊敬した「父親」と「ハニー」

『クーリンチェ少年殺人事件』において、小四が尊敬する父親とハニーという二人の人物が、白色テロという厳しい「現実」に敗れていったことが、小明を殺害する結末に繋がる一因となっていく。今回は、作中における小四の心境の変化を読み解く上で重要となる、小四の父親とハニーについて深堀りしていきたい。

  • 2020年7月27日
  • 2022年2月13日

『牯嶺街(クーリンチェ)少年殺人事件』:あらすじと時代背景

BBCが1995年に選出した「21世紀に残したい映画100本」に台湾映画として唯一選出、釜山国際映画祭(2015年)の「アジア映画ベスト100」においても第7位に選ばれるなど、世界の映画史上に残る傑作『牯嶺街(クーリンチェ)少年殺人事件』。 『グッドフェローズ』や『タクシードライバー』、『ウルフ・オ […]

  • 2020年7月13日
  • 2022年2月13日

『恋恋風塵』のあらすじ:九份の歴史と台湾の文化

『恋恋風塵』という映画は、1980年代の台湾ニューシネマを担った侯孝賢(ホウ・シャオシェン)監督が、1987年に製作した台湾映画である。侯孝賢監督は外省人であるものの、本省人である脚本担当の呉念眞(ウー・ニェンチェン)の体験をもとにした話となっているため、登場人物の会話はほとんどが台湾語となっている。

  • 2020年6月10日
  • 2022年2月13日

『セデック・バレ』のあらすじ:台湾の原住民族と魏徳聖の三部作

台湾の映画『セデック・バレ』を御存じだろうか。『セデック・バレ』の第1部『セデック・バレ 太陽旗』(2011年)は、台湾での台湾映画歴代興行収入において『海角七号 君想う、国境の南』(2008年)に次ぐ第2位となっている。第2部の『セデック・バレ 虹の橋』とあわせれば歴代興行収入トップだ。まさに台湾の国民的映画と呼べるだろう。