- 2020年12月13日
- 2022年2月13日
『返校』(Detention)ドラマ版考察:「白色テロ」の象徴
ホラーゲームをもとに製作された台湾ドラマ『返校』は、過去に台湾で起きた「白色テロ」をテーマに物語が進み、随所から「白色テロ」当時と同じような出来事が見られる。そこで今回は、ドラマ内で見られる白色テロの象徴「禁書」「禁歌」「鬼札(幽霊札)」「監視・密告」について考察していきたい。
ホラーゲームをもとに製作された台湾ドラマ『返校』は、過去に台湾で起きた「白色テロ」をテーマに物語が進み、随所から「白色テロ」当時と同じような出来事が見られる。そこで今回は、ドラマ内で見られる白色テロの象徴「禁書」「禁歌」「鬼札(幽霊札)」「監視・密告」について考察していきたい。
台湾ドラマ『返校』(Detention)は、同名のホラーゲームに基づく作品で、他にも映画版がすでに公開されている。台湾歴史上の出来事「白色テロ」を題材に、2017年に開発したゲームが大ブームとなり、2019年には映画が公開されている。では早速、ドラマ版『返校』が描く時代背景、あらすじや登場人物について見ていこう。
台湾ドラマに日本語の「あなた」が出てくる?「セクハラ」の中国語は?台湾ドラマを見て夫と中国語(台湾華語)を学ぶシリーズ、今回は『華麗なるスパイス』第12~14話から、面白いと思った台湾の中国語表現、単語、文化とあわせて、感想も紹介していきたい。
「自撮り」の中国語は何て言うの?「早起きした鳥は虫をたくさん食べれる」って何?台湾ドラマを見て夫と中国語(台湾華語)を学ぶシリーズ、今回は『華麗なるスパイス』第8~11話から、面白いと思った台湾の中国語表現、単語、文化とあわせて、感想も紹介していきたい。
『痴人の愛』は、震災前の東京と横浜を舞台にしている。この時代は、日本でも一般の人々に欧米の生活様式が浸透し始め、活動写真やカフェエ、ダンスホールが出現し、モボ(モダンボーイ)やモガ(モダンガール)と呼ばれた、西洋文化の影響を受けた流行の最先端をゆく若者が街に進出した時代である。 このような時代背景の […]
台湾文化部(日本の文化庁にあたる政府機関)がFacebookで、数々の有名な台湾映画の名シーンをひとつにまとめた動画を公開した。どうやら30作ほどもの台湾映画が隠されているようだ。そこで、台湾文化部がおすすめする台湾映画30選について、我々日台夫婦の独自コメントも交えて紹介したい。
台湾映画史上歴代1位の興行収入で、台湾で社会現象を巻き起こした映画『海角七号 君想う、国境の南』(2008年)。この映画が台湾で大ヒットしたことにより、台湾映画が再び注目を集めることとなった。 今回は、『海角七号 君想う、国境の南』のあらすじ、台湾映画における役者のリアリティ、台湾映画の歴史から見た意義について深掘りしたいと思う。
台湾映画『牯嶺街(クーリンチェ)少年殺人事件』で一番印象的だったのは、外省人も白色テロの取り調べにあっていたことだ。今回は個人的な感想も交えて、『クーリンチェ少年殺人事件』で描かれる外省人グループの格差、外省人の苦悩を推考していきたい。
『牯嶺街(クーリンチェ)少年殺人事件』は、台湾映画の中でも屈指の名作である。実際に起きた事件をもとに製作されているが、本記事では実際の事件や、映画との違いについて紹介したい。
『クーリンチェ少年殺人事件』は、台湾における戒厳令下の時代の中、1961年に実際に台北で起きた、14歳の少年によるガールフレンド殺人事件を元にした映画である。 当時の台湾では戒厳令が敷かれ、白色テロが横行、台湾社会は抑圧的で暗い時代を過ごしていた(『牯嶺街(クーリンチェ)少年殺人事件』の時代背景につ […]