『華燈初上 -夜を生きる女たち-』1988年の台北・林森北路の日系ナイトクラブが舞台の台湾ドラマ【あらすじ、登場人物】

台湾ドラマ『華燈初上 -夜を生きる女たち-』(原題『華燈初上』、英語タイトル”Light The Night”)は、1988年の台北・林森北路にある日系ナイトクラブ「光」を舞台に、ママさんやホステス同士の愛と友情、嫉妬と憎しみを描く。林心如(ルビー・リン)、楊謹華(シェリル・ヤン)、楊祐寧(トニー・ヤン)、鳳小岳(リディアン・ヴォーン)ら主演。2021年11月26日よりNetflixでグローバル配信開始。

全部で3シーズン、各シーズン8話、合計24話の中長編作品で、脚本の準備などで4年間もの準備期間がかかったといいます。かの有名な日本人向けの歓楽街「林森北路」の80年代の光景を再現し、有名な俳優・女優も多く登場しており、Netflixがグローバル配信する注目作です。

さらには、80年代のノスタルジーだけでなく、謎の殺人事件を刑事らが追っていくという犯罪サスペンスの一面も楽しめるので、今後の展開がとても気になります。

『華燈初上』のあらすじ

舞台は1988年、台北の歓楽街「林森北路」。羅雨儂、蘇慶儀という2人のママさんは日系ナイトクラブ「光(ヒカリ)」を経営し、クラブで働く愛子、花子、百合、阿季ら女性とともに喜怒哀楽を共にする。

だが、愛情や友情の裏側では嫉妬や欺瞞も横行し、女性たちはナイトクラブの陰で繰り広げられる闇の取引や、身元不明者の殺人事件に巻き込まれていく。

▼予告編(Netflix配信ページに日本語字幕予告あり)

台北の歓楽街「林森北路」とは

「林森北路」は台北市の道路名ですが、日本人向けの歓楽街として有名です。日本植民地時代では「大正町」と呼ばれる日本人街で、平行する形で6本の通りがあるため、「五条通」「六条通」「七条通」「八条通」「九条通」「十条通」と呼ばれました。

その名残りもあり、今でも日本式居酒屋をはじめ、日本式・日本語で接待可能なスナック、バー、クラブが多く存在します。台湾日本合作ドラマ『路~台湾エクスプレス~』に登場する邵雨薇が演じる女性ユキも、林森北路のクラブ「クリスタル」のホステスでしたね。

また、「條通(ティアオトン)」(日本の道路の呼び方である「条通」から)、または「五木大学」(「林森」であわせて木が5本あるため)という呼び名でも知られています。

『華燈初上』の登場人物 / キャスト

※画像は公式Facebook「華燈初上」より引用しました

羅雨儂(ロー・ユノン)=ローズママ / 演:林心如(ルビー・リン)

日系ナイトクラブ「光」のママさん

豪快でサバサバした大人の女性だが、孤独な少女の心も持つママさん。

人生どん底だった時に手を差し伸べてくれたのは蘇慶儀(スー・チンイー)で、2人は良き仕事のパートナーかつ友人となるが、同じ男を愛してしまったことで軋轢が生じる。

蘇慶儀(スー・チンイ)=スーママ / 演:楊謹華(シェリル・ヤン)

日系ナイトクラブ「光」のオーナー

父不詳、幼少期は母親と共にバイトをし、貧しい生活を送っていた。雨儂(ユノン)とは高校時代からの友人で、一緒にクラブ「光」を経営する。

李淑華(リー・シューホワ)=花子(ハナ)/ 演:劉品言(エスター・リウ)

日系ナイトクラブ「光」でもっとも魅惑的なホステス

家族には「台北で洋酒を売る商売をしている」と嘘をついて「光」で働く。グラマラスな体形が人気で、他のホステスには嫌われており、過去に風俗の仕事もしていたと噂されるが、実はクラブで一番性格がやさしく、笑顔が絶えない子だ。

王愛蓮(ワン・アイレン)=愛子(アイコ)/ 演:郭雪芙(パフ・クオ)

日系ナイトクラブ「光」で一番若いホステス、拝金主義の大学生

もともと飲食デリバリーのバイトをしていた清楚な大学生だったが、お金の欲しさにクラブで働き始める。接待の礼儀やコツを習熟し、空気を読むのに長けているため、いつも甘い言葉で顧客を楽しませている。

黃百合(ユリ) / 演:謝欣穎(ニッキー・シエ)

日系ナイトクラブ「光」で一番物静かなホステス

ホステスの中で一番口数が少なく、愛想笑いもせずズバリと物事を言う性格。昼間は本業としてデパートの営業職を、夜はクラブで働く。顧客には氷のような距離感のある美人と言われ、つかず離れずの接待の手腕が人気の秘訣。

季滿如(チー・マンル)=阿季(アチー) / 演:謝瓊煖(シエ・チョンシュアン)

日系ナイトクラブ「光」のベテランホステス

クラブ「光」で一番年長のホステス。賭博や宝くじにハマって財産を使い果たし、ヤクザにも絡まれてしまう。

江翰(ジャン・ハン)/ 演:鳳小岳(リディアン・ヴォーン)

天才脚本家、自由人

テレビ局の脚本家、才能や理想に溢れているように見えるも、実は責任感がない放浪者。あるきっかけでクラブ「光」を訪れ、雨儂(ユノン)の豪快な性格に惹かれるが、強気な態度に気圧され、慶儀(チンイー)にも手を出してしまう。

葛志浩 / 演:修杰楷(シュウ・ジエカイ)

検察官

いつもビシッとした格好をし、良家出身で礼儀正しく、若くして成功したエリート。身元不明の殺人事件をきっかけに、人生で初めてクラブを訪れる。

何予恩(ホー・ユエン)/ 演:張軒睿(デレック・チャン)

恋愛経験ゼロの大学生

寡黙で素朴な大学生、恋愛経験がほぼない彼は、誕生日に同級生に連れられてクラブ「光」を訪れる。そこで彼の人生を変える女性・慶儀(チンイー)に出会う。

阿達(アタ)/ 演:章廣辰(チャン・グァンチェン)

刑事・捜査係
ユーモアな性格で、賢いが怠け者。将来の夢などを特に持たず、警察になったのもたまたま警察学校を受けて受かったためだ。

潘文成(パン・ウェンチェン)/ 演:楊祐寧(トニー・ヤン)

刑事・捜査係のチーム長

闇ルートにも精通する刑事。グレーゾーンを歩きわたり捜査を行う。

吳少強(ウー・シャオチャン)/ 演:鄭元暢(ジョセフ・チェン)

雨儂(ユノン)の元夫、学生時代から付き合い、ユノンを支えてきたはずだが、後に借金を負い彼女を捨てたクズ男。

亨利(ヘンリー)/ 演:王柏傑(ワン・ポーチエ)

ホストクラブのホスト。光(ヒカリ)のユリの彼氏。麻薬取引に手を染めている。

寶寶ママ(ベイビーママ) / 演:吳慷仁(ウー・カンレン)

クラブ「光」の競合であるクラブ「シュガー」のオーナー。ドラァグクイーン。吳慷仁初の女装に注目。

主題歌:五月天 阿信「月亮代表我的心」

主題歌はテレサ・テンの名曲「月亮代表我的心」を、五月天の阿信が歌ったバージョン。80年代のレトロな雰囲気を、阿信の優しい歌声が柔らかく包みこんで素敵です。


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