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「映画」の検索結果54件

  • 2020年7月30日
  • 2022年2月13日

『牯嶺街(クーリンチェ)少年殺人事件』の感想:小四の「理想主義」と小明の「現実主義」

『クーリンチェ少年殺人事件』は、台湾における戒厳令下の時代の中、1961年に実際に台北で起きた、14歳の少年によるガールフレンド殺人事件を元にした映画である。 当時の台湾では戒厳令が敷かれ、白色テロが横行、台湾社会は抑圧的で暗い時代を過ごしていた(『牯嶺街(クーリンチェ)少年殺人事件』の時代背景につ […]

  • 2020年7月28日
  • 2022年2月13日

『牯嶺街(クーリンチェ)少年殺人事件』の概要:小四が尊敬した「父親」と「ハニー」

『クーリンチェ少年殺人事件』において、小四が尊敬する父親とハニーという二人の人物が、白色テロという厳しい「現実」に敗れていったことが、小明を殺害する結末に繋がる一因となっていく。今回は、作中における小四の心境の変化を読み解く上で重要となる、小四の父親とハニーについて深堀りしていきたい。

  • 2020年7月27日
  • 2022年2月13日

『牯嶺街(クーリンチェ)少年殺人事件』:あらすじと時代背景

BBCが1995年に選出した「21世紀に残したい映画100本」に台湾映画として唯一選出、釜山国際映画祭(2015年)の「アジア映画ベスト100」においても第7位に選ばれるなど、世界の映画史上に残る傑作『牯嶺街(クーリンチェ)少年殺人事件』。 『グッドフェローズ』や『タクシードライバー』、『ウルフ・オ […]

  • 2020年7月19日
  • 2022年2月13日

『悪との距離』:台湾メディアの問題や司法課題と、関連する流行語

台湾の社会派ドラマ「悪との距離(我們與惡的距離)」は、無差別殺人事件をめぐる加害者・被害者家族の心情、ネットのバッシングなど、日本とも通じる社会問題が多く描かれていた。メディアの在り方や、司法に対する世論などについて、一部台湾と日本で異なる特徴や、ドラマ内で多く出てきた関連台湾流行語について語ろうと思う。

  • 2020年7月13日
  • 2022年2月13日

『恋恋風塵』のあらすじ:九份の歴史と台湾の文化

『恋恋風塵』という映画は、1980年代の台湾ニューシネマを担った侯孝賢(ホウ・シャオシェン)監督が、1987年に製作した台湾映画である。侯孝賢監督は外省人であるものの、本省人である脚本担当の呉念眞(ウー・ニェンチェン)の体験をもとにした話となっているため、登場人物の会話はほとんどが台湾語となっている。

  • 2020年6月22日
  • 2022年2月13日

『悪との距離』の感想:日本人が選ぶ台湾の「素敵な奥さん」ランキング

台湾版エミー賞で6部門受賞した台湾ドラマ『悪との距離(原題:我們與惡的距離)』。映画館で起きた無差別殺人事件を巡り、被害者、加害者、メディア、精神医学など様々な角度から事件を見つめ討論する社会派ドラマである。このドラマにでてくる女性の中で日本人の私が独断と偏見で選ぶ「素敵な奥さん」というかたちでランキングをつくった。

  • 2020年6月10日
  • 2022年2月13日

『セデック・バレ』のあらすじ:台湾の原住民族と魏徳聖の三部作

台湾の映画『セデック・バレ』を御存じだろうか。『セデック・バレ』の第1部『セデック・バレ 太陽旗』(2011年)は、台湾での台湾映画歴代興行収入において『海角七号 君想う、国境の南』(2008年)に次ぐ第2位となっている。第2部の『セデック・バレ 虹の橋』とあわせれば歴代興行収入トップだ。まさに台湾の国民的映画と呼べるだろう。

  • 2020年5月17日
  • 2020年9月10日

Stay Homeの楽しみ方

前回のブログ更新から、なんと15日も経ってしまった。嬉しいことに、私たちのブログには更新を楽しみにしてくれている隠れファンがいるようで、「ずっと家にいて暇そうなのに、なんで全然更新されないんだ!」と思っている方もいるかもしれない。